暮らしを豊かに! イオン東北株式会社

 

お知らせ:マックスバリュ東北は、202031日にイオンリテール東北カンパニー食品部門と経営統合し、「イオン東北」になりました! 

東北を中心にマックスバリュ、マックスバリュエクスプレス、ザ・ビッグなどのスーパーマーケットを運営するマックスバリュ東北株式会社。

今回はそんなマックスバリュ東北の佐々木智佳子社長に商品開発や今後の展望についてお話を伺いました。また、マックスバリュ港北店(秋田市)の青果を担当する熊谷結さんに仕事の内容や働きがいなどについてお聞きしました。

事業内容

同社の店舗は、秋田県(38店舗)、青森県(24店舗)、山形県(24店舗)岩手県(9店舗)の4県に展開しています。全体の従業員数は女性6,140名、男性1,536名と、非常にたくさんの従業員が働いています。

また、同社は地域の清掃活動や、「24 時間テレビ『愛は地球を救う』チャリティ募金」の実施、お客さまに向けたコンサートやイベントを開催するなど、環境社会貢献活動にも積極的です。2019年10月には、飼い主不在の犬猫里親探しを目的とした「いぬねこ譲渡会」をマックスバリュ余目店で開催しています。

毎年8月には東北を代表する夏祭りである「秋田竿燈まつり」、「ねぶたまつり」「山形花笠まつり」、「盛岡さんさ踊り」などに参加し、地域住民と交流をはかり、地域の活性化に努めています。

代表取締役社長 佐々木智佳子 氏

各店舗では、地域の行事や食生活に目配りをした商品が置かれており、店舗によって目当ての商品を買い求めやすいように陳列の仕方を変えるなど、「お客さま第一」を心掛けています。

そんなマックスバリュ東北では、各地域のメーカーとコラボをしたオリジナル商品が数多く販売されています。今回は秋田県で販売されている同社オリジナル商品の一部をご紹介させていただきます!

秋田県のオリジナル商品

秋田の味をパンで再現できないかという遊び心から誕生したハタハタパン

本物さながらのリアル感をかもし出している「ブリコ」の部分はチョコレートをゼリーでコーティングしたもの。シャリシャリとした食感が売りとなっています。

こちらはマックスバリュ各店舗で販売されているポインセチア

一般的なポインセチアと比べ一回り大きく、非常にボリューム感があります。ポインセチアといえば、道の駅しょうわ「ブルーメッセ秋田」では毎年この時期ポインセチアタワーが作られ、写真撮影のスポットとして有名で、人気の高い冬の花です。

こちらは秋田県仙北市にある田沢湖畔の杜レストラン「ORAE」と共同開発した、秋田県産豚肉を使用したカレー味のコロッケ

訪問した時(2019年12月)には、秋田県産「秋田みどり大豆」と山形県産「紅大豆」が入ったビーンズコロッケも販売されていました。

その他にも、ほのかな甘さがクセになる、秋田県産「あめこうじ」を使用した「あめこうじの生食パン」や、「味どうらくの里」で炊いた煮物や鮭が堪能できる「味どうらく弁当(東北醤油株式会社とのコラボ商品)」なども販売されていました。このように、”秋田ならでは”のオリジナル商品を次々に開発・販売しているのも同社の特徴と言えます。また、野菜や豚肉も秋田ブランドにこだわっています。

これらのオリジナル商品の開発は、それぞれ仕入れを担当するバイヤーが行っています。バイヤーがコラボしたい企業へオリジナル商品の企画提案をすることもあれば、企業から提案してくるケースもあるとのこと。

迅速な問題解決を徹底します!

マックスバリュ東北では、職場の問題を共有し、解決する「ランチミーティング」を定期的に行っています。これには社長も参加し、ミーティングで出た問題は、必ずそのランチのうちに解決できるよう努めているそうです。従業員が手作りの漬物、その地域の名産品などを持ち寄り、食べながら行います。

ランチミーティングの様子

 

同社は2019年10月の消費税率引上げに向けて3月から商品表示やレジの移行準備を進めていました。しかし、消費税引上げにより様々な箇所に変更が加えられることに対して不安に思っている従業員が多いことがランチミーティングで浮上。

そこで佐々木社長は、最新レジなどの導入によって利便性が向上することを説明し、従業員の不安解消に努めました。さらに不安を取り除くため、担当部署スタッフはシステム説明のため各店舗に赴くよう指示。これにより、現場で問題解決がしやすくなりました。最近では、従業員自らが考え問題解決に努めるようになってきたそうです。

このように、目の前の問題に迅速に対応でき、適切な判断を下せる社員がいるからこそ、多くの方から愛される、「お客さま第一」のスーパーマーケットが維持されているのだと感じました。

統合し「イオン東北株式会社」へ

2020年3月1日には、マックスバリュ東北とイオンリテール東北カンパニー食品部門が「イオン東北株式会社」として経営統合することが決定しました。

東北各地の魅力的な商材を見つけ、新たな食文化を提案したり、世界から高品質な商品の仕入れや商品開発を行ってきたお互いのノウハウを経営統合により融合させます。

経営統合により、これまでマックスバリュ東北株式会社が展開するエリア(秋田県、青森県、山形県、岩手県東北4県)は、宮城県、福島県まで広がり、東北NO.1の食品スーパーマーケットを目指します。

今回の統合は、食(文化)を通じて地域に豊かな暮らしを提供し、東北に貢献できる食品スーパーマーケットになることが狙いです。

青果担当チーフ・熊谷結さん

マックスバリュで農産を担当している熊谷さん。岩手県や能代市などの店舗経験を経て、現在配属されている港北店では農産チーフとして働いています。

毎朝7時に出勤し、売り場づくりをします。その後は商品の発注作業を行います。「その日の天候や地域行事よって売れる商品・売れない商品があるので、発注作業はすごく難しいです」と熊谷さん。自分で判断がつかない時は店長やスーパーバイザー、バイヤーに相談し、アドバイスをもらうこともあるとのこと。

通常は8時間勤務でシフト制。「スケジュールは流動的ですが慣れました」と熊谷さん

また、熊谷さんは店内のオリジナルポップも作成しています。取材時には「全然下手ですよ」と謙遜されていましたが、ポップが掲げられている商品につい手を伸ばしたくなるような、ハイクオリティな出来でした。

農産チーフになって、自分で発注した商品がお客さまに手にとっていただき、味の感想をいただけた時にやりがいを感じます」と熊谷さん。チーフになりたての時は失敗ばかりと話されましたが、最近では、自分が発注した商品を残すことなく売り切ることができるようになってきたと言います。

同社は、社員に様々な経験をさせることを重視しており、担当業務は1年から2年で変わることもあります。転勤もありますが、熊谷さんは、「私は誰とでも仲良くなれるタイプなので大丈夫です!コミュニケーションが得意なので」と話されました。お店に来たお客さまともよく話をするそうです。

取材の最後には、これからも農産のチーフとして、お客さまの近くで地元に根付いた仕事を続けていきたいと抱負を語りました。

募集する人材

マックスバリュ東北は現在、総合職を募集しています。入社時は店舗で売場や商品の基本を学び、その後は各自の適性に合わせて営業責任者(チーフ・副店長・店長)・バイヤースタッフとして配属されます。学歴や経歴は不問で、人と関わることが好きな人・自ら考え、自ら行動する人が求められています。

今回取材した熊谷さんにこの会社に向いているのはどういう人かをお尋ねすると、専門的なスキルを持つ人よりも「元気がある人」だというお答えでした。専門的なスキルは、各店舗で経験を積み重ねることで学ぶことができます。常日頃からお客さまが行き交うスーパーマーケットで働くには、まずは「元気」から、ということですね!

◆イオン東北株式会社の公式ホームページ

 

◆秋田県就活情報サイト KocchAke!

取材・文:じゃんご https://dochaku.com/