未来志向で、日本一のめっき屋を目指し全力で走る!
大仙市にある、東電化工業様を取材してきました!
試作から量産まで幅広く新技術にチャレンジし、若きリーダーのエネルギーがほとばしる企業の魅力に迫ります。
動画紹介
「あきたNEXTBizTOWN」で取り上げられている動画です!
インタビュー
設立経緯と事業概要
県の誘致企業として設立
― 設立経緯を教えてください
昭和57(1982)年に県の誘致企業として設立しました。私は創業者(秋田県八幡平出身)の孫で、3代目の社長として平成23(2011)年に就任しました。現在の継続的な取引先は60社を超えていますが、設立当初は半導体へのめっき処理として、大手電機メーカーNECの1社のみでした。
LED基板をはじめとした、産業機器やIT製品まで幅広くカバー
― 現在はどんな事業に取り組まれているのですか?
半導体や電子部品などの表面処理を主に行っています。当社の表面処理は、LED基板をはじめとして、産業機器製品やIT製品まで幅広くカバーしています。とくに、プリント基板を金めっき処理できる企業は国内でも珍しく、受注拡大のため設備投資を昨年に行いました。また、太陽光発電事業に参入し、得た利益を本業の研究開発費に充てています。
研究開発にも積極的に取り組む
― 御社の強みはなんでしょうか?
競争力を高めるために、研究開発に積極的に取り組んでいます。具体的には、めっき処理が難しい素材への加工技術の開発や照明メーカーに向けたLEDの研究、国際展示場への出展などです。めっきを中心としてその前後に幅を広げて、試作から量産まで新技術の研究開発に力を注ぎ、社会のニーズとお客様のニーズに幅広く応える企業を目指しています。
また、総額2億円相当する品質解析用の装置も自社で保有しており、これも自社の強みのひとつです。
若きリーダー
未来を見据えて国内と国外でスキルを積んだ
ー 若泉社長は、社長に就任されるまでどんなキャリアを歩まれたのですか?
大学卒業後は、シンガポールのプリント基板製造会社と薬品会社の2社に6年ほど勤め、東京の姉妹会社でスキルを積みました。いずれ社長になることは予想していたので、海外と国内の両方の現場でスキルを積もうと思ったんです。
常に新しいチャレンジを!
― ビジョンはありますか?
「The Next Challenge」というキャッチコピーで、新しい時代のニーズに応えられる企業を目指しています。Q(品質)C(費用)D(引渡)はもちろんのこと、海外との技術提携や環境に配慮した持続可能な経営などを通して、「日本一のめっき屋」になります。めっき会社のプロとして日本一になることはもちろんですが、何より、入社してくれた社員が「この会社で働いてよかった」といってもらえる会社でありたいです。
社内の雰囲気
年齢や社歴に関わらず、実力主義で評価する
ー 社員とのコミュニケーションで心がけていることはありますか?
当社は、社長と社員の距離がけっこう近いと思います。その分、実力主義で、やる気と能力のある社員は年齢や勤続年数に関わらずどんどん引き上げています。
企業の最大の魅力は社員!
― すれ違う社員のみなさんが、目を見て挨拶してくれるのはすごいですね
社内外のコミュニケーションは大切にしています。来客に対しては、目を見て笑顔で挨拶することは自然と徹底されています。当社の最大の魅力は社員です。頑張り屋が多く、明るく、そしてみんな人がいいんです。
― 社内イベントなどもあるんですか?
親和会という親睦会がありまして、新入社員歓迎会、ビアパーティー、社員旅行、忘年会と1年を通して仕事以外に楽しめる機会をつくっています。5年に1回は社員旅行で海外に行きますので、社員のほとんどはパスポートを持っています(笑)。
充実した福利厚生
あわせて、福利厚生も手厚くしているので、社員は安心して仕事に打ち込めるといっています。育児休暇はみなさん1年取っており、復帰後は同じ職場、職制、給与を約束しています。
企業ビジョン
― 経営方針を教えてください
企業スピリットに、「実ほど 頭を垂れる 稲穂かな」を掲げています。初心を忘れず、時代やお客様のニーズに果敢にチャレンジしていく企業を全社一丸となって目指しています。それを実現するために、超低コストの大量生産を実現できる製造ラインの確立と開発提案型の高付加価値なものづくりの2軸で事業をしています。
めっきは古くて新しい技術
― 企業としてのビジョンはありますか?
めっきは古くて新しい技術です。古くからある技術なのですが、新しい技術に対応していかなければならないんです。また、パイがどんなに縮小してもなくならない産業ともいわれています。「昔はこうだったから」という前例主義を捨て、めっきの未来の可能性を探っていく姿勢を大切にしています。
― 最後に若者にメッセージをお願いします!
まずは自分のやりたいことをやることだと思います。最終的に夢を追うのも必要ですが、現実を見極めてしっかりと最初のうちに判断できるといいですね。どんな仕事も自分の想像以上にやりがいのあるものばかりです。長く続けないとその良さはわからないという気がしますね。
― ありがとうございました!
編集長・みのりの一言コメント
めっき処理工場の3K(きつい・汚い・危険)のイメージが払拭されました!女性もいきいきと働いており、オフィスは清潔感があります。バイタリティ溢れる若泉社長のリーダーシップで、日本一のめっき屋を目指して駆け抜けてほしいです!
会社概要
会社名 | 東電化工業株式会社 |
代表取締役社長 | 若泉 裕明 |
創業年 | 昭和57(1982)年 |
本社所在地 | 秋田県大仙市協和船岡字善知鳥14-1 |
従業員数 | 84人(男性60人、女性24人) |
平均年齢 | 40歳代 |
業種 | めっき加工業 |
若手社員が所属する職種 | ・めっき装置のオペレーター ・めっきの工程管理 ・納品の受入および出荷 ・営業 ・総務 など ※未経験の方でも、一定期間の研修があるので安心 ※必要な資格は入社後に取得 |
入社後の研修 | あり |
ホームページ | http://azumadenka.co.jp/ |
認定(秋田県) | ・がんばる中小企業応援事業(平成29年度) ・奨学金返還助成制度該当企業(平成28年度) ・中核企業育成集中支援事業(平成22年度) |
企業PR | 日本一のめっき屋を目指し、全力で突っ走っています。 |
本社所在地
秋田県就活情報サイト KocchAke!
秋田県内企業の就活情報が満載のサイトです。
気になる方はこちらをご覧ください。