秋田県秋田市に本社を構える、株式会社プロデュース・プロ。事業内容はWEB制作、映像制作、グラフィックデザイン、プロデュース、広告代理業務、イベント企画・運営など多岐にわたります。1999年に設立され、今では全国から依頼がくるほどまで成長しました。(制作実績はこちら)
大野恒平社長や三浦亮取締役には会社の特徴や求める人材について、若手社員の相澤美緒(あいざわ みお)さんと山田紗綾(やまだ さあや)さんには業務内容や仕事のやりがいについて取材しました。
時代の流れにあわせ変化する
― プロデュース・プロが設立されたきっかけを教えてください。
大野社長:この会社は、グループ会社の関連会社から始まっています。関連会社のセールスプロモーションを主な業務としていました。2006年に関連会社から完全に独立し、これまで培ってきたノウハウを生かして成長してきました。
― 会社の特徴は?
三浦さん:広告代理店としてのプランニングプロモーションができること、制作を担当するWEBデザイナーやグラフィックデザイナーを抱えているという部分がこの会社の特徴です。外部パートナーとのネットワークを持っているのもプロデュース・プロの強みですね。
大野社長:いつも、“どうしたらクライアントにとって良い訴求ができるのか”を一緒になって考えることを大切にしています。例えば、「営業のチラシを作りたい!」という依頼があった時、どんな商品(サービス)なのか、それは誰に向けて、どのように発信して、どのようなゴールを迎えたら良いですか?というように、そもそも論のところから話を始めます。そこから、経験値をもとにご提案するように心がけています。何が正しい方法なのかを見極める力は、他の代理店より強いと思っています。
― 秋田オフィス(秋田市・五城目町)のほかに、東京都、宮城県にも拠点がありますね。
三浦さん:東京都と宮城県は営業所のような立ち位置で設けています。秋田から各方面へ営業しに行ったときの出張所のようなイメージで使っています。五城目町にあるオフィスには社員が常駐していて、地域イベントや産物のデザインなど、地域の魅力発信に力を入れています。地域に密着した拠点があることで、県内ネットワークも広がりました。
― 多く依頼される仕事内容は?
三浦さん:ウェブ関連の仕事です。コロナ禍になるまでは、地域のセールスプロモーションやチラシやパンフレットの制作、イベントなどを多く手掛けていました。過去には「全国校長連合会」という、全国の小・中学校の校長先生が一堂に会して会合をする3,000人規模のイベント企画・運営を任されたこともありました。なので、仕事内容はその時の情勢によって変化していますね。この先も、柔軟に対応していかなきゃと思っています。
大野社長:クライアントは秋田が50%、県外が50%くらいの割合です。北海道から九州まで全国から仕事の依頼が来ます。内容もばらばらで、ブライダルもあればハウスメーカー、建設、病院など幅広いです。
― 全国の仕事を秋田でこなしているんですね。
大野社長:第一線で働いている会社と仕事をしていると、自分たちもすごく成長できるんですよね。例えば秋田と東京、同じ1週間でも仕事のスピード感が違いますし、無茶ぶりに近い要求もあったりします。でもそれを乗り越えていくことで、社員の成長も目に見えて実感できますし、成長も早く感じます。
三浦さん:(どんな仕事も同じですが)危機感・緊張感があるから、成長速度が早いんだと思います。秋田県の広告代理店の中では、かなり県外の仕事をこなしているほうだと思います。
若手社員インタビュー(WEBデザイナー・デザイナー)
ここからは入社4年目の相澤 美緒さんと、入社2年目の山田 紗綾さんにお話しを伺います。
― この会社に入社したきっかけを教えてください。
相澤さん:高校や専門学校でウェブの勉強をしていた経験があったのですが、声で自分を表現することが得意だったので、声を使ったナレーションの仕事に興味を持っていました。ですがある時、ウェブの仕事も自分自身を表現する方法のひとつだということに気付いたんです。パソコンも得意だったし、そのスキルを伸ばしながら自分の興味のある分野もやりたいと思い、アルバイトを経て入社しました。
― 今でもナレーションの仕事をしてみたい?
イベントを運営する際に先頭に立って声だしをするシーンがあるので、この仕事でも自分の声を生かすことができています!
― 山田さんが入社したきっかけは?
山田さん:プロデュース・プロのホームぺージを見た時、社員の顔や趣味が書かれていて、「すごく楽しそうな会社だな」って思っていました。それで面接を受け、アルバイトから正社員として採用していただきました。
― もともとスキルはあった?
デザイナーとして働いていますが、実はデザインを詳しく勉強してきていないんです。アルバイトをしていた際、先輩にいろいろ教えていただきながら業務をやらせていただいて、「やっぱり良い会社だな」って。オン・オフの切り替えができていて、楽しむところは楽しんで、ガッツリ集中するときは集中する…。プロデュース・プロはそんな会社です。
― 業務内容を詳しく教えてください。
相澤さん:クライアントとヒアリングを行い、「ゴールは何かな?」というところをかみ砕いてウェブの構造をつくり、デザインに落とし込む仕事をしています。ウェブを作りながらその要素をパンフレットにしたり、バナーを作ったりもしますね。
山田さん:私はウェブデザインとグラフィックデザインを担当しています。大学では美術のコースを専攻していたのですが、実際に入社したらロゴ作成やウェブデザインなど、学んできたことをうまく生かせませんでした。なので、先輩からいろいろ教えてもらっています。
― プロデュース・プロの好きなところは?
相澤さん:一人ひとりがプロ意識を持って仕事をしているところです。年齢や入社歴など関係なく、みんなの意見をプロとして取り入れることを大切にしている会社だと思います。
山田さん:いろんなサービスを展開しているところが好きです。プロデュース、ディレクション、ウェブデザイン、映像、グラフィックなどが1つの会社に集約されています。なので自分自身の知識も増えますし、なにより”クライアントへ提案できる幅”も広がるんですよね!例えば、「ウェブが作りたい!」というお客様がいたら、「ウェブだったら映像も使えばおもしろいですよね?」という提案がまとめてできるんです。それがこの会社の強みかなと。
― この会社にはどんな人が向いていますか?
相澤さん:スキルは後から付いてくるものなので、やる気とユニークさ、自分の強みを持っている人がこの会社に向いていると思います!人となりも結構大事ですね(笑)
山田さん:個人的に、メンタルが大事な会社だと思います。いろんなチャンスを与えてくれる仲間がたくさんいるので、そういう時に怖気づいてしまうと成長できません。すぐに手をあげられる人、積極性がある人、それを楽しめる人が向いているのかと思います。相澤も言うように、スキルはやりながら伸ばしていけるので。
― 今後どのように成長していきたいですか?
相澤さん:ウェブデザイナーは統率性やリーダーシップも大切なので、その部分を伸ばしていきたいです。ディレクションしつつも制作にも携わる。そんな人材を目指したいです。私は負けず嫌いで、「できる人」をうらやましく思っていると同時に、悔しさも感じます。もっと視野を広く持ち、プロデュース・プロのメンバーとして、支えていけるような人材になりたいです!
山田さん:毎日、「自分ってまだまだだよな〜」と感じています。それを少しでも解消できるように、1歩ずつ成長していきたいです。会社では最年少ですが、後輩が入ってきた時にしっかり教育できる立場になれるよう頑張ります!
採用条件は「明確な意思を持った人」
― 採用状況について詳しく教えてください。
大野社長:営業・企画(プロデューサー・プランナー)、WEBデザイナー・エンジニア、グラフィックデザイナーを募集しています。プロデュース・プロは出身地がバラバラで多様性を持った社員が働いているので、今後は私たちとは違った経験を積んできて、それを付加価値として会社や社会に還元してくれる人を採用したいと思っています。(※詳しい採用情報はこちら)
三浦さん:「この会社に入社して何をしたいか」を思い描ける人に来てもらいたいです。会社を通じてどう活躍したいとか貢献したいとか、そういう意思を持っている人がいいですね。「この会社に入ればいろんな業種を見ることができるから」と思って、この会社に入社している人もいます。東京在住の社員もいて、テレワークを通じて一緒に仕事をしています。
大野社長:学校を卒業して、県外に行って仕事をするというのは全然良いことです。いろんな経験をして、「いずれは帰って来て働きたい!」と思っている秋田の若者はたくさんいるはずですが、その流れがうまくできていないんと思うんです。プロデュース・プロに入社すると、秋田に帰ってこなくても、秋田の仕事ができますよ!
― インターンシップは受け付けていますか?
三浦さん:随時受け付けています!未経験でも歓迎で、職場体験やアルバイト・パートも受け付けているのでぜひお問い合わせいただけたらと思います。インターンの場合、実際にある案件の作業を手伝ってもらうようにしているので、現場さながらの緊張感が味わえます。実際に相澤や山田のように、アルバイトから正社員になった社員もいるんですよ。お気軽にお問い合わせください!
広告代理店は忙しい?
― 「広告代理店」って、忙しそうなイメージがあります。
大野社長:プロジェクトの納期が迫ってくると確かに忙しいです。ですが社員全員がスケジュールを共有しているので、1人で抱え込ませずフォローし合う体制をとっています。
大野社長:昭和・平成のような雇用関係にしたくないと思ってて。副業やテレワーク、産休・育休を取得する社員もいるのですが、力さえ発揮してくれたら仕事環境は問わない社風になりつつあります。もちろんそこには信頼関係が成り立っていなければいけませんが、働き方に関しては、臨機応変に対応している会社だと思います。
三浦さん:2年ほど前までは、仕事の割合が広告と制作で半分くらいだったのですが、今は制作の仕事が多くなってきています。
大野社長:うちの会社、クライアントと共同体になって制作をするケースが多くなってきたので、ひとくくりに広告代理店とは言えないかもしれないですね。
三浦さん:ほかの広告代理店(競合)から制作依頼が来ることもあるんですよ。
― 今後のビジョンを教えてください。
大野社長:働くフィールドを日本全国に広げたいです。全国各地に仲間がいたり、東京オフィスを大きくしたり、そういう未来にしていきたいですね。秋田には若くて同じ志を持った人がたくさんいると思います。そういう方も採用したいですし、縁があって秋田に来た人、成長したいと思っている人と一緒に仕事がしたいと思っています。
【株式会社 プロデュース・プロ】
《住所》 秋田県秋田市中通6−1−65 PPビルディング2F
《TEL》018-884-3711
取材・文:じゃんご:https://dochaku.com/
■プロデュース・プロのホームページ
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