「今ごろ気づいたの?」と言われそうなんですが、なかなか笑わない菅官房長官がいつもより少し明るい顔をして発表した「令和」と秋田の市外局番「018」との語呂合わせが話題になっています!
ちょっとうれしい。笑
いくら敏腕官房長官とはいえ、「令和」が選ばれるように菅さんが仕向けたとまでは思いませんが、このゴロ合わせにご自身もお気づきになっており、ひそかに喜んでいたという話を風の便りに聞きました。国の中枢で活躍しているけれど、いつもふるさと秋田のことを思っていてくれる菅さんです。
しかし令和になって気分はリフレッシュしますが、現実の社会は何も変わりません。われわれは、「秋田県は課題先進県」などと言って、高齢化や人口減少、特に若者の流出などの問題が全国でも最も深刻な秋田こそ、先頭に立ってこうした問題の解決に取り組んでいかなければならないと意気込んでいますが、令和になってそれが解決するわけではありません。解決に必要な若い人たちの力が圧倒的に不足しているからです。
平成25年までのデータしかないですが秋田銀行がまとめた「秋田県の経済と産業」のチャートを見てください。青が65歳以上、赤が15~64歳、緑が0~14歳です。22年までは5年単位。それ以降は1年単位なので一見、変化が緩やかになったように見えますが、そうではありません。経済を支える年齢層の急激な減少が見てとれます。
人口減少については以下のチャートを見てください。このあと平成29年に100万人を割ってしまったことで衝撃が広がりましたが、減少速度は今後さらに加速するとみられています。
人口が少なくとも幸せに暮らすことはできると言われるかもしれません。しかしコミュニティーを支えるため、産業を支えていくためには若い力が必要です。多くの地域でその若い力が足りなくなってしまっているのです。
秋田銀行によると、一人の女性が出産する子どもの数には改善の兆しがあるのですが、そもそも進学や就職によって若い女性が県外に出てしまうので少子化に加速度がついているのです。20~39歳の女性人口は、平成17年から22年の5年間に1.3万人(11.4%)減、22年から25年の3年間に1万人(10.6%)減少したそうです。
昔も今も都会でバリバリと働き、豊かな充実した生活をするというのが多くの秋田の若者の夢だと思います。「秋田には何もない」という声もよく耳にします。あらゆるものが大都市に集中している日本。都会に憧れるのは好奇心にあふれた若者として当然だと思います。でも、選んだわけじゃないけど自分が生まれ育った地域のことを少し思い返してください。
「何とかしたい!」と思いませんか?
WE LOVE AKITAも、そう思って立ち上がったグループです。秋田の課題解決のために、われわれがやれることはないかと思っています。といいながら東京に住んでいるわれわれですが、同じ志を持つ人、多いと思います。増えていると思います。一緒に何かやりませんか?
さあ、令和元年があと数日で始まります!
Go! Go! 秋田県!
◇ WE LOVE AKITAにご興味を持っていただけたらご連絡をください!:照井翔登: terui@terui-design.jp
文:竹内カンナ